ハマヤコーヒー運営のフードトラックがミナスジェライス産のコーヒーを販売
大阪、4月29日 — エイペックス・ブラジル(ApexBrasil:ブラジル貿易投資促進庁)が主催する展示の出口で、ブラジルパビリオンを訪れる来場者たちは伝統的なブラジル産コーヒーを楽しんでいます。コーヒーは、ブラジルパビリオン前に設置されたフードトラックで販売されています。
ブラジルはアラビカ種コーヒーの世界最大の生産国および輸出国です。ApexBrasilの市場インテリジェンス部門とアグリビジネス部門によると、2023/24年の収穫期には、アラビカ種が3,950万袋、カネフォラ種が1,520万袋、生産合計は5,470万袋に達しました。このうち、グリーンコーヒーが4,280万袋、インスタントコーヒーが190万袋、焙煎済みコーヒーが10万袋輸出されました。主な輸出品は商業用およびスペシャリティのグリーンアラビカコーヒーです。ブラジルが輸出する中で最も高付加価値な商品はスペシャリティグリーンコーヒーで、国際市場で高価格を実現できます。
輸出金額において、日本はブラジル産コーヒーの輸出先として第5位であり、2023年から2024年にかけて28.9%の成長を記録しました。第1位はアメリカ合衆国で、続いてドイツ、ベルギー、イタリアが続きます。
ApexBrasilの会長ジョルジ・ヴィアナ氏は、「多くの日本人がブラジルコーヒーを楽しんでくれているのを見るのは非常に嬉しいことです。コーヒーは日本人移民の歴史とも深く関わっており、彼らはかつてコーヒー農園で働き、その普及に貢献しました」と語っています。
フードトラック
ブラジルパビリオン(合計1,000平方メートルの2つの建物)で展示を楽しんだ後、来場者は本格的なブラジルのブラックコーヒーを味わうことができます。提供されるコーヒーは、ブラジル国内最大の生産地であるミナスジェライス州のモンテ・アレグレ農園のものです。フードトラックは2024年に創業100周年を迎えたハマヤコーヒーが運営しています。大阪に本社を置き、主に百貨店での展開を行っています。
ハマヤコーヒーの副ゼネラルマネージャー、北野陽介氏によると、ブラジルパビリオンで提供されるコーヒーはBSCA(ブラジルスペシャルティコーヒー協会)による認証を受けた高品質のものです。「飲みやすく、ナッツのような相乗効果があるアーモンドミルク入りコーヒーもおすすめです」と北野氏は語ります。フードトラックでは、ブラックコーヒー、カフェオレ、アーモンドミルク入りコーヒー(ホット/アイス)も販売しています。
同社は1970年の大阪万博でも同様のサービスを提供していました。「ハマヤコーヒーは伝統的なブラジルコーヒーの味をお届けします」と北野氏は強調しました。
生産について
1991年、12人の農家によってブラジルスペシャルティコーヒー協会(BSCA)が設立された当時、ブラジルのスペシャルティコーヒーの生産量は約12万袋でした。現在では約800万袋のスペシャルティコーヒーを生産しています。この成長は、ブラジルが栽培技術、収穫後の処理、豆の選別、保管方法などの向上によって、製品に付加価値を加えてきたことを示しています。
営業時間
フードトラックの営業時間は午前9時から午後9時までです。メニューにはコーヒーのほか、アサイーのスムージーもあります。