万国博覧会におけるブラジル

ブラジルが初めて参加した万国博覧会は、1862年のロンドンでのものでした。それ以降、ブラジル政府は19世紀の最も重要な博覧会に出展しました：1867年パリ、1873年ウィーン、1876年フィラデルフィア、1893年シカゴ、そして20世紀の博覧会にも参加しました。

ブラジルは、国外にポジティブなイメージを伝えることに専念し、ブラジルの参加がその潜在能力を表現するだけでなく、そこから生まれるビジネスにも重要であることを理解しました。そこで、ブラジルは農業経済の商品、いくつかの製造品や工芸品を展示し、特にコーヒー、ろうそく、肉、綿、木材、織物などを紹介しました。また、ブラジルの植物相と動物相の標本も展示しました。

1851年の初めての万国博覧会以来、多くのブラジル人がこれらのイベントの各入場行列に並びました。

ブラジルは多くの万国博覧会に出展し、常にそのパビリオンで認識されてきました。

一例として、1904年のセントルイス万国博覧会のために建築家フランシスコ・マルセリーノ・デ・ソウザ・アギアールによって設計されたパビリオンがあります。金属構造で建設され、ポルトガルから受け継いだ伝統的な植民地建築の形式を打破しました。イベント終了後、解体され、1906年にリオデジャネイロで再建され、シネランディアの最も美しい建物の一つと見なされました。その後、1976年に取り壊されました。

1939年、ニューヨーク万国博覧会のブラジル館は、ルシオ・コスタとオスカー・ニーマイヤーによって設計されました。それは軽やかで革新的に現代的な建物で、決して恒久的な建築物のようには見えず、内部と外部空間との間で常に交わりと対話が行われる構造でした。

1970年の大阪万国博覧会では、建築家パウロ・メンデス・ダ・ロシャが生コンクリートの建設的特性を示しました。彼が設計したパビリオンは、日本の風景の上に支えられた箱のような形をしていました。その高台には、三つの支点で支えられたプレストレストコンクリートの屋根があり、四つ目の支点は二つの交差するアーチの形をした大きなポータルを構成していました。このパビリオンは、ブラジルのブラジリア以降の建築の成熟を示していました。